皆さん、読書の秋ですね。ところが私はスマホを持つようになってから、めっきり読む量が減っていることに気付きました。なんだかんだと調べたり、天気だったりニュースだったり、とにかくスマホをいじることが多くなってしまったのです。これではいけないと考え、ある程度区切りをつけることにしました。
そして、また前のように読み出しました。写真の本なのですが、そうこうしているうちに最後の7巻を残すのみとなりました。この本は長編であり、何人も主要人物が出てくるのですが、共通しているのは絶望的な体験をし、一度は精神的には死んだ状態に陥りながらも、死を選ばずに力強く生きていくという点です。しかも、前向きとかそんな絵に描いた次元ではなく、ただやれることをやって生きていくのです。
作中にこんな言葉がありました。「男は何のために生きるのかなど考えるものではない・・・」。痺れました。考えてみれば読書ほど安上りでありながら、得るものが多いものもないのではないでしょうか?もっと脱スマホになろうと思う、今日この頃なのでした。
特販部 平井