先日「自衛隊の海外活動」という公演をお聞きする機会がありました。現役の海上自衛隊一等海佐（とても階級が上の方です）、ジブチ共和国まで出向き、ソマリアを拠点とする海賊から、スエズ運河に至るまでのエリアで船舶を守る任務に就かれていたようです。ワンピース？は愉快で人間味があり、弱気を助け・・・ですが、本物はとても凶暴で船に横付けして乗り込み、人攫いをして、身代金を要求する悪質な手口が主流とのこと。機関銃、ロケット弾まで装備です。日本は資源が乏しいので海外からの輸入に頼るしかありません。そして船舶輸送がメイン。ここを守らないと日本全体に大きな影響を及ぼすので、とても重要な海外活動。現地は通常50℃、最高60℃の酷暑も酷暑。最初の任務は隊員に水を飲ます習慣を付けさせることだったようです。喉が渇いた！と思ったときはもう遅いらしい。印象的だったのは守った船舶に乗っておられた方からの感謝の敬礼、また厳しい任務が終わってＰ−３Ｃ（海軍が使用している飛行機）で八戸に到着した時、管制官から聞こえた「本当にお疲れ様でした。」の労いの言葉に隊員一同、涙が思わずこぼれたとのお話。。そのお話だけでいかに過酷で厳しい任務だったのか想像がつきます。
勝手に自衛隊の偉い方はおっかなそうって想像していましたが、とてもユーモアがあり、親しみやすく、今度基地見学もどうぞって言ってくれましたよ！今、こうしているときも海賊から船舶を守っている隊員がいてくれる。感謝です。
営業統括本部 関口
